インプラント治療においては、人工の歯根であるフィクスチャーと呼ばれるインプラント体を患者様の顎の骨に直接埋め入れて治療を行ってゆきますが、患者様の顎の骨が歯周病や抜歯、入れ歯の使用などが原因で骨の骨量や骨の厚みが足りない場合には、スプリットキャスト法やGBR法などの骨造成法を用いてインプラント治療を受ける患者様の顎の骨の厚みを増やした上でインプラント体を埋め入れるインプラント手術を行う事となります。
今回は、インプラント治療を受ける患者様の顎の骨の厚みが足りない場合に行う骨造成法であるスプリットキャスト法についてご説明をさせていただきます。
■スプリットキャストとは
インプラント治療におけるスプリットキャストとは、インプラント手術を受ける患者様の顎の骨の厚みが5mm以下となっているケースで用いられる顎の骨の厚みを増やしながらインプラント体を埋め入れてゆく骨造成法の一つです。
具体的なスプリットキャストの手順は以下の通りです。
1.患者様の顎の骨に特殊な器具を使って切り込みを入れる
スプリットキャストでは5mm以下の厚みとなっている患者様の顎の骨にノミ状の特殊な器具を使って切り込みを入れる事から手術が始まります。
この時にはノミが骨に深く入り込みすぎて骨を割らないように注意深く切り込みを入れてゆく必要があります。
2.切り込みの幅を徐々に広げてゆく
ノミで患者様の顎の骨に切り込みを入れ、徐々にインプラント体を埋め入れる事が出来る長さまで幅を広げてゆきます。
3.ドリルでインプラント体を埋め入れる穴を作ってゆく
次はドリルを用いてインプラント体を埋め入れる為の穴を作ってゆきます。
4.インプラント体の埋め入れを行う
ドリルでインプラント体を埋め入れる穴が形成された後は、インプラント体を実際に患者様の顎の骨に埋め入れてゆきます。
5.骨補填材を入れ、歯茎を縫合する
インプラント体と顎の骨の間に骨補填材を入れ、患者様の歯茎である歯肉を縫合してスプリットキャストによる骨造成の手術は終了となります。
■スプリットキャスト後、3ヶ月から4ヶ月後にインプラントが固定されます
患者様によって個人差はありますが、スプリットキャストによる骨造成手術を行った後にはおおよそ3ヶ月から4ヶ月後にはインプラントが顎の骨に固定され、食べ物をしっかりと噛める状態になります。
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