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COLUMN インプラントコラム

インプラント治療を受けるにあたって歯科医院選びのポイント

1.インプラント治療を受けるにあたって歯科医院選びのポイント

歯を失った場合に、どの病院でインプラント治療を受けるかだけでなく、一般的に歯科医院選びは難しいとよく聞きます。欧米では、「治療費用」、「通院のしやすさ(アクセス)」、「治療の質」、「治療の早さや待ち時間」を考えた場合、その内4つをすべて兼ね備える歯科医院をみつけるのは難しいと言われています。そのため、その内3つを兼ね備えた歯科医院を選ぶことを推奨しています。

例えば、「通院のしやすさ」をもっとも重視して家の近くで歯科医院を選択した場合、その範囲で、治療の質や治療費用で自分の希望に合う医院を見つけるのは難しいでしょう。また、逆に価格の安い医院の中で選択しようとすると、何かを捨てなければならないと思います。

 

例えば、大学病院の治療はどうですかと良く聞かれますが、大学病院の近くの人は良いかもしれませんが、そうでなければアクセスの問題があるかもしれません。また、当院にもよく大学病院で相談したけど手術が半年待ちと言われたとのことで来院される方もいらっしゃいます様に、治療の早さや待ち時間もあまり良いとは言えないと思います。

 

このように、「治療費用」、「通院のしやすさ(アクセス)」、「治療の質」、「治療の早さや待ち時間」をすべて兼ね備える病院は基本的には無いと考えた方が良いので、「pick any 3」つまり、そのうち一つはあきらめなさいと言われているのでしょう。

 

また「治療の質」をどのように見極めるかですが、これは一般の方にはなかなか難しいと思います。かかりつけ医に紹介頂くとか、評判を聞くという方法が有りますが、それ以外には「日本口腔インプラント学会専門医」と言うのは一つの指標になります。専門医と称される物はたくさん有りますが、日本口腔インプラント学会は、他のマイナーな学会とは違って歯科の学会としては日本最大の会員数を誇る学会で、現在、インプラントの専門医と言うと日本口腔インプラント学会の専門医と言うのがスタンダードだと考えられています。また、この学会の専門医と言うのは、最低でも取得するのに5年間研修が必要ですし、その間に十分な治療経験をつみ、困難な試験に合格しないと取得出来ません。各地域でもそれほど多くの専門医はいませんので、選択肢の一つとして考えても良いと思います。

 

それ以外には設備の問題です。レントゲンに関してはすくなくともコーンビームCTを導入されている歯科医院か、提携先の医院でコーンビームCTを撮影できる施設で治療を受けるべきです。これも治療の質に繋がると言えるでしょう。

 

治療の早さは、必ずしも早さだけが取り柄と言うのは良くないですが、ひとりひとりに十分な治療時間を取って、説明や治療を行ってもらえる医院が良いと思います。ひとりの診療時間が短い医院は結局なかなか治療が進まずに治療期間が長くかかる傾向が有ります。出来るだけ十分な治療時間を取ってもらえる医院が結果として早く治療が終了すると思われます。

 

2.徹底比較、インプラント、ブリッジ、入れ歯のメリットでメリット

歯周病やムシ歯、事故等で歯を失った時にとれる方法はどんな医院でも、どんな患者さんでも4つしか有りません。何もしない、入れ歯、ブリッジ、インプラントの4種類です。何もしないと書くとびっくりされますが、場所によっては何もしなくても良いケースもありますし、患者さんが歯が一本少ない事を全く自覚していないケースもあります。ただ、これはレアケースで普通は入れ歯か、ブリッジ、インプラントのいずれかの方法で治療する事になると思います。

 

入れ歯のメリットは最も安価で歯を削る事もほとんどないということですが、見た目や固定が悪くて、あまり知られていない事ですが、クラスプ、とよばれるバネのかかる歯は、長期的にはムシ歯になったりして失う確立が高くなります。

 

ブリッジは固定式で、保険診療でも治療可能で場合によってはインプラントと遜色の無い噛む力を発揮しますが、両脇の歯を削ったり、場合によっては神経を取る必要が有るため残っている歯に負担になります。ブリッジにも保険治療、保険適用外の自費治療と種類は有りますが、基本的にブリッジである限り他の歯の負担になる事には変わり有りません。特に奥歯を失った場合や前歯でも2本以上の歯を失った場合、ブリッジは両脇の歯を早く失う原因になります。基本的に入れ歯やブリッジは残っている歯の犠牲の上に成り立つ治療です。これらに比較してインプラントは単独で治療出来るのでのこっている歯に負担をかけないだけでなく、残っている歯の保護にもなります。

 

インプラントの欠点としては、全身状態によっては手術が出来ない事も有ると言う事、手術代だけでなく上部構造といわれるかぶせものも全額自費診療になるので高額になる事などがあります。

 

 

3.インプラントの治療、値段の相場はこのくらい

インプラントの治療費、値段は各医院によって異なります。理由は保険診療であれば、基本的に同じ材料で同じ方法で治療を行いますが、自費診療であれば使用する材料等も異なるからです。一般の方はご存じないと思うのですが、インプラントも様々なメーカーから販売されていて、ストローマン、ノーベルバイオケアー、アストラテック、ジンマーなど大きな会社から、あまり知られていない小さなメーカーのインプラントまで様々です。

 

インプラント自体は、今はどのメーカーも極端にだめと言う事は無いと思いますが、やはり大きなメーカーの方が長期的に在庫を確保出来たり、スペアパーツが残っていたりとメリットは有ります。また、インプラント治療と言うのは物を販売しているのでは有りません。全く同じ物、たとえば家電製品等であれば、どこで購入しても同じ物を得る事ができますので単純に価格だけの比較で良いと思います。でもインプラント治療は、使用している材料も各医院で異なりますし、当然歯科医師の経験等も異なります。

 

インプラントの標準的な治療を行い、使い捨ての物は使い捨てて、信頼の置けるメーカーのインプラントを使用し、信頼の置ける技工所に技工を頼めば一般的にインプラント一本の価格が30万円を切る事はほとんどないと思います。この辺りは単純に価格だけでは比較してほしくはないと思います。一般的にはインプラント1本あたりの治療は30−40万程度の所が多いと思いますが、これもかぶせものの種類等によって多少値段は変わってきます。

4.高額な料金支払いの負担を少しでも軽減する為に

インプラント治療は自費診療なので保険診療と比較するとやはり高額な診療になります。普通にインプラント治療だけでなく、サイナスリフトと呼ばれる骨の移植やジルコニアなどの審美的なかぶせものを入れるとさらに治療費用は上がると思います。このような場合、少しでも負担を軽減する為に考えられるのは、一つは医療費控除です。医療費控除とは、自分自身や家族のために、その年の1月1日から12月31日までの間に10万円以上の医療費を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。 定められた期間に税務署へ確定申告することで、治療費の一部が戻ってくると言う制度です。気をつけなければいけないのは差し引かれる10万円を入れて年間最大210万円までしか控除対象とならないので、かりにそれ以上の治療費用がかかる場合、2年にわたって支払いをする方が有利になります。逆に年末年始にわたって支払いが必要となるのに、それが200万以内だと2年に分かれてしまうので、この場合は年内にすべて治療を終わらせて支払いしてしまった方が一般的には有利になります。また、家族のうちでもっとも所得税の高い方がお支払いになって申告する方が戻ってくる金額も多くなるのも知っておくと良いでしょう。

それ以外には、デンタルローンの活用です。最近のデンタルローンは一般的なローンより金利も安いですし分割回数も多くなっています。また、一括払いと同じ様に医療費控除を受ける事ができるので、その点でも有利な事が多いと考えられます。

トリプルエープラスデンタル
クリニック院長 辻野 哲弘
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日本インプラント学会認定医・指導医のいる
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